【グランドスラム オブ カーリング】ナショナル・準々決勝 (12月1日/カナダ)
音声ではなく、どうやら“喉”に異変があったようだ。今大会を通して、ロコ・ソラーレのメンバーは襟元にマイクを装着して試合中の会話を中継にも届けてきたが、サード・吉田知那美の声が聞こえないのだ。このシーンを含め、最後までガラガラ声だった彼女に対して、ファンも心配の声を寄せていた。
カーリングの国際大会「グランドスラム オブ カーリング」ナショナルの予選を3勝1敗として決勝トーナメントに進んだ日本のロコ・ソラーレは、準々決勝でカナダのチーム・エイナーソンと対戦した。
吉田知那美の“異変”が明らかになったのは、日本が第1エンドで先攻ながらも相手から得点を挙げる「スチール」で1ー0とした直後、第2エンドのことだった。中継映像では、リードを務める吉田夕梨花が第1投を投げる直前から、スイーパーの吉田知那美が何かを伝えている様子は見られるものの、声が聞こえてこなかったのだ。他のメンバーの声は聞こえる中、音声トラブルとも思われたが、どうやらそうではなかった。吉田知那美が鼻をすするような音声は拾っていたことを考えても、どうやら「声が出ていない」状況だと思われた。
その後、試合が進むにつれて吉田知那美の声が届く場面は増えていたものの、それと同時に、軽く咳き込むような音や鼻をすする音、辛そうに呼吸している音など、彼女の異変は中継を通して届いていた。これにはファンも「ちなみが喋れへん」「乾燥してるんだろう」「ちなみの声もヤバイな」「ちな辛そう」「届けオレのののど飴」と、辛そうな様子を見せる吉田知那美を心配するコメントが寄せられていた。
試合後も喉の状態は芳しくない様子だった。ABEMAの独占インタビューでも、「2エンド目に点差がついて、そこから3エンド、4エンドとしっかりと考えてゲームを作らないといけない展開が続いていました。熟考して、長い時間考えると冷えてくるので、体感としては体が少し涼しくなったなと。アイスの状態や会場の温度は(他の試合と比べても)それほど大差なかったと思います」とコメント。実は、解説・市川さんも喉の状態が良くなかったこともあり「私も声がガサガサで、お察しします。のど飴をちなみちゃんにあげたい」と伝えると、吉田知那美も「はい、大事にします」と、その心配に応えていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)