■選挙は無理ゲー?変われる?投票率低い日本の“選挙の仕組み“
今回の取材を通して、秋山氏は「選挙自体が無理ゲーと言われ、もはや機能しないのではという人たちもいる。ただ、自分たちの意思を政治に反映する仕組みで、選挙以上に有効なものを今はまだ考えられていない。選挙をいかに機能させるかっていうことを常に考えないといけない」と語る。
そのうえで、「今回は世界にはいろいろな選挙の仕組みがあると伝えたが、日本では今のまま変わらないと思っている人が結構いると思う。日本は1996年から小選挙区比例代表制が導入され、当時は制度が複雑すぎて国民も理解できないんじゃないかとか報道しきれないなど大騒ぎだったが、20年経過した今はみんながそれなりに慣れている」と分析した。
「今の制度も工夫されているが、決して変えられないものではない。日本の選挙制度だって発展して変わっていく可能性がある。有権者がちゃんとチェックしたり、要求したりすることはすごく大事なんだと思う」(秋山氏)
(朝日新聞/ABEMA)