【リーグアン】マルセイユ 2-1 モナコ(日本時間12月2日/スタッド・ヴェロドローム)
日本代表FW南野拓実が所属するモナコとマルセイユの“地中海ダービー”で、驚きの珍プレーが起こった。ライン際のボールを巡ってのデュエルでバランスを崩した選手が、並走する審判(副審)の後方からスライディングする格好に。この結果、副審は負傷交代となり、フラッグも破壊される一幕があった。
リーグアン第13節でモナコとマルセイユによる"地中海ダービー"が行われた。フランスを代表するダービーマッチだけに、序盤から両チームが激しく交錯。火花散る熱い戦いに巻き込まれる格好となったのは、愚直に任務をこなしていた副審だった。
注目のシーンは15分。右サイドを抜け出したDFヴァンデルソンが、DFレオナルド・バレルディのタックルを受けてバランスを崩す。スライディングをするような格好でサイドラインを飛び越えると、並走していた副審の足を刈り取る。避けきれなかった副審は、右足を巻き込まれるような形で転倒し、フラッグも破損した。主審と状態についてコミュニケーションをとる副審の元には新しいフラッグが届けられる。そのあとは普通に歩いており、実況の西達彦氏も「特に怪我をした様子はなさそうです」と伝え、試合も続行された。
ところが、副審は無理をして続行していたようで、25分には無念の交代に。第四審との交代でピッチをさった。滅多に見られない一連の様子にSNSのファンも反応。「副審大丈夫か?」「副審削られる」「巻き込まれた〜」といった声が上がる。交代する際にも「やっぱり痛かったんか」「無念」と反応している。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)