頼れるムードメーカーの勢いが止まらない。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」12月5日の第1試合は赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)がトップ。デビュー後初の個人3連勝を飾った。
この試合は東家からKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)、セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)、浅見、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)の並びで開始。東2局、岡田に跳満をツモられるも、東3局で浅見はダブ東・混一色・ドラの親満貫を決めて逆転。ここまで2連勝、浅見を押す“風”の勢いは増していく。
抜け出すチャンスが訪れたのは東3局1本場だ。孤立のドラ・中を重ねると、ソツのない手順で手牌を引き締めていく。このドラが醍醐から鳴けてイーシャンテン。岡田からリーチがかかるも、浅見も3・6筒待ちで追い付いた。岡田が掴んだ6筒に小気味良い「ロン」の声をかけ、中・ドラ3の1万2000点(+300点)が成就。南3局の親番でも東・ドラ3の親満貫をアガり、ドラを飼い慣らしたこの日の浅見。+63.6のトップでチームの堅守に貢献した。
試合後のインタビューでは「『3連勝して来い!』と控室で送り出してもらえたのですが『そんな簡単にはできないよ』と思っていました。すごく恵まれて、良い結果になってうれしいです」と笑顔に。越山剛監督とはトップのご褒美を約束していたようで「地球儀ゲットしました!」とガッツポーズも。控室ではさっそく地球儀を検索しようとする園田賢(最高位戦)の姿もあり、越山監督も「クリスマスプレゼント」と浅見の愛息への贈り物であることを話していた。
チームが明るいのは成績だけではなく、浅見という最高のつなぎ役がいるから。最後に浅見は「チームはとても良い状況で12月を迎えています。本当に麻雀は何が起こるかわからない、大きなラスを引くこともあるし、誰かの勢いがストップしてしまうこともあると思っています。今できることを一つ一つ積み重ねていきたい。良い年越しになるように、12月も頑張っていきます!」とコメントし、ファンからは「ドリは良い補強したね」「めちゃくちゃ嬉しいよ」「まきどんさんナイストップ!!」「浅見は頭いいのが喋りで分かる」と信頼を寄せる声が続いた。
【第1試合結果】
1着 赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)4万3600点/+63.6
2着 セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)2万9300点/+9.3
3着 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)2万7000点/▲13.0
4着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)100点/▲59.9
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)