自由に打ち、ファンを魅了する。そんな人気女流雀士が大輪を咲かせて見せた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」12月5日の第2試合。EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)が役満・四暗刻を成就。リーグ約1年半ぶりの出来事に、ファンは大いに熱狂した。
東2局、親番の瑠美は8巡目にドラ表示牌の7筒を暗刻にすると「四暗刻にする」と決意した。ファンは「きたぞ!!!」「やば」「そろそろ役満見たいぞ!」「こ、これひくんやない!?」と騒然。実況の小林未沙も「1万6000オールが見られるかもしれない!大変よ!」と力を込めた。解説の元U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)は「何年役満出ていないの?1年半くらい?」も興奮気味に展開を見守る。
そして10巡目、6索が暗刻になると、瑠美は1筒と2索のシャンポン待ちでリーチ宣言。山には3枚残っている。赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)が仕掛けてテンパイしたが、その直後に瑠美が1筒をツモ。四暗刻が見事に成就し、4万8000点を獲得した。ファンは「でたーー!!」「ついにキター!」「四暗刻だーー!」「るみねえおめでとう!!」と絶叫。顔面が紅潮し、頬が緩んだ際には「わろてるでw」「にこにこ」「笑い過ぎや瑠美w」「かわいいw」とコメントが寄せられた。
レギュラーシーズンの役満は2023年3月2日のKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)が決めた四暗刻以来。ポストシーズンを含めるとこちらもKONAMI麻雀格闘倶楽部の滝沢和典(連盟)が決めた同5月16日の四暗刻以来、1年半ぶり。試合後の瑠美は「アドレナリンが出ちゃって、ちょっと手が震えていました」と緊張の一幕を振り返っていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)