3日の夜、突然起きた韓国の“戒厳令騒動”。
現場の“熱量”や日本メディア報道体制について、当時いち早く韓国の国会で取材をした毎日新聞ソウル支局の日下部元美記者に聞いた。
国会周辺に市民が集まり警察官に詰め寄るような場面も報道されたが“現場の熱量”はどうだったのか?
日下部記者は「目の前で激しいもみ合いを見たが、“本気度”は低く感じた。軍隊が柵を越えて敷地に入ろうとしたのだが、それを見た市民たちが下ろそうとしていた。一部の兵士は柵を越えて行ったが、一部の下ろされた兵士は断念して撤収していった。また、別の記者は市民に『あんた何してんのよ?』などと問われた兵士が『なんかよく分かりません』などと答えた姿を見たという。兵士自身もなぜ自分たちがここに投入されているのかよく分かっていないようだった」と説明した。