現在放送中のTVアニメ『ダンダダン』が、クライマックスに差し掛かっている。モモ<綾瀬桃>役の若山詩音とオカルン<高倉健>役の花江夏樹を中心に、水樹奈々・田中真弓・中井和哉ら豪華キャスト陣の共演も話題となっている。
妖怪や宇宙人といった怪奇が登場して、ギャグありバトルありラブコメありの本作。個性的なキャラ同士のテンポの良い掛け合いもアニメならではの魅力の1つと言えるだろう。本記事では、若山と花江のインタビューから、アフレコに臨む上で意識した点などを中心に秘話をお届けする。
――本作はバトルありラブコメありと、登場キャラ同士の掛け合いも濃い印象です。それぞれのキャラを演じるにあたって、どのような意識でアフレコに臨まれたのでしょうか。
若山:モモは第1話のアフレコまでは、ギャグシーンなどで、大袈裟に振り切って演じていかなければいけない、と力みすぎていたところがあったのですが、何回もアフレコを重ねていくことで、モモの軸は「女子高生」であるということがわかってきました。
その軸を真ん中にして、コメディに振ったりバトルに振っていくことで、テンションが上がったり落ち着いたりするようになりました。気分的に沈むシーンやエモーショナルなシーンでは、トーンを下げる方向に振ったりしていくことで、キャラクター感を作り上げていくことができたかなと思います。
――女子高生らしさというのは、いち視聴者としてもモモの魅力としてはっきり感じられました。
若山:一貫しているのはやはり女子高生らしさです。どこかにいそうだよね、という感じは、一貫させたいとと思っていました。自分が普段しゃべるトーンからもあまり変わらないところでお芝居しているので、「本当にギャルに見えるかな?」とドキドキしていたのですが、受け入れていただけてすごく嬉しいです。
――オカルンはオカルンで振り幅が大きいキャラですよね。
花江:オカルンは逆に振り切っていいということが、アフレコでわかったといいますか。モモと話している時、星子と話している時、ターボババアと話している時でそれぞれ反応も違いますが、情緒の変化や会話のテンポがすごくいいので、ガラッと変えることでバリエーションを広げていったら面白いのではと感じました。オカルンはキャラから逸脱させようと(芝居を)してもわりと成立するような変なヤツというイメージもあるので。
そういった点を意識しつつも、彼の真面目さや一生懸命な部分、まっすぐで情熱的な部分を芯としておくことで、軸をブラさないようにバランスを取れればと思っていましたね。
――なるほど。ちなみに変身時の演技アプローチは、普段とは明確に区別されているのですか?
花江:そうですね。気持ち的には一緒だと思うのですが、ほぼ別人のような感覚です。
アニメ『ダンダダン』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイ(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | それって恋のはじまりじゃんよ | モモ、貞操の危機!? |
2 | それって宇宙人じゃね | オカルン、ダウナーイケボに |
3 | ババアとババアが激突じゃんか | 祖母が若過ぎ美魔女 |
4 | ターボババアをぶっ飛ばそう | オッパイを噛む! |
5 | タマはどこじゃんよ | 招き猫の中身は!? |
6 | ヤベー女がきた | アクさら(CV井上喜久子) |
7 | 優しい世界へ | アクさらを抱きしめるアイラ |
8 | なんかモヤモヤするじゃんよ | アイラの偏りすぎな恋愛知識 |
9 | 合体! セルポドーバーデーモンネッシー! | 完全に事後 |
10 | キャトルミューティレーションを君は見たか | モモの甘々な問い詰め |