『ダンダダン』は、WEBマンガ配信サービス「少年ジャンプ＋」で龍幸伸（たつ ゆきのぶ）氏が連載している漫画。霊媒師の家系に生まれた女子高生・綾瀬桃（あやせ もも）とオカルト好きの男子高校生・高倉健（たかくら けん）が出会い、宇宙人や幽霊などの存在と戦うオカルティックバトルです。
2024年10月からはTVアニメが放送されます。綾瀬桃役を演じるのは声優・若山詩音（わかやま しおん）さん、高倉健役は声優・花江夏樹（はなえ なつき）さんが演じます。
この記事では『ダンダダン』作者の龍氏のプロフィールや、過去の連載作品・読み切り作品の情報をまとめました。
目次
- 『ダンダダン』とは？
- 『ダンダダン』作者・龍幸伸氏とは？
- 作者・龍幸伸氏の性別や年齢は？顔出しはしている？
- 『ダンダダン』が生まれた経緯
- 『ダンダダン』作者・龍幸伸氏の過去作品は？
- 龍幸伸氏はX（旧Twitter）をやっている？
- 『ダンダダン』作者・龍幸伸氏と『チェンソーマン』作者・藤本タツキ氏との関係は？
- まとめ
『ダンダダン』とは？
モモ（綾瀬桃）は霊媒師の家系に生まれたため、幽霊は信じていますが宇宙人の存在は否定派でした。オカルト好きの同級生・オカルン（高倉健）は宇宙人を信じていながらも幽霊は信じないため、モモとオカルンは口論になります。
相手に幽霊や宇宙人の存在を信じさせるため、モモはUFOの聖地と呼ばれている廃病院に行き、オカルンはネットで有名な心霊スポットに向かいます。オカルトを信じていなかったモモと幽霊を信じないオカルンは、それぞれの場所で怪奇に遭遇します。
2024年9月時点でのコミックス累計発行部数は320万部を突破。2023年11月にテレビアニメ化が発表され、2024年10月3日から放送がスタートします。
『ダンダダン』作者・龍幸伸氏とは？
『ダンダダン』の作者は、漫画家の龍幸伸（たつ ゆきのぶ）氏。龍氏は自身の性格について、すぐに不安になってしまう性格だと語っていて、エゴサをして自分の作品が「面白い」と書かれた投稿を見つけると嬉しくなると話しています。
龍氏がお小遣いではじめて買った漫画は『ドラゴンボール』で、絵を描くようになったきっかけも『ドラゴンボール』だったと綴っています。影響を受けた作品を聞かれた際には、上山徹郎（うえやま てつろう）氏の漫画『LAMPO-THE HYPERSONIC BOY-』を挙げています。また、『ウルトラマン』で宇宙人や怪獣デザインを手掛けた成田亨（なりた とおる）さんの画集がすごく好きだと話しています。
子供の頃から絵を描くのが得意で、コンビニでアルバイトをしていた際にレシートの裏に絵を描いていると、店長から「マンガ家になったら？」と言われたことがきっかけで漫画を描くようになったとのことです。
大好きだった『ガンダム』の漫画を描いて、漫画雑誌「ガンダムエース」に持ち込んだところボロクソに言われてしまいますが、絵の上手さからアシスタントを勧められます。アシスタントをしながら漫画の持ち込みを続け、2010年に『正義の禄号』で連載デビューを果たしました。
2021年から「少年ジャンプ＋」で『ダンダダン』の連載がスタート。『ダンダダン』第1話の公開後、SNS上で面白いと話題になり、2日間で100万PVを突破。また、3話連続で公開から1週間以内での100万PVを達成し、「ジャンプ＋」初の快挙を成し遂げました。2024年10月からは『ダンダダン』のTVアニメが放送されます。
『ダンダダン』アニメ化についての龍氏のコメント
この度はダンダダンをアニメ化して頂きありがとうございます。
いつもその作品に感銘を受けておりましたサイエンスSARU様、人気作品でお声を拝聴させて頂いている今を時めく声優の皆様に、ダンダンを手掛けて頂けるということでまさに夢が叶ったという思いです。
感謝しております。
これから共にダンダダンを盛り上げていけたらと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
作者・龍幸伸氏の性別や年齢は？顔出しはしている？
龍氏の性別は男性です。『ダンダダン』の担当編集者・林士平（りん しへい）さんが龍氏のアシスタントを募集した際、「龍幸伸（男性）」との記載がありました。
龍氏の年齢に関しては、インタビューなどでも語られておらず不明ですが、これまでに明かされている経歴からある程度推測することはできます。
マンガを描き始めるきっかけがアルバイト先だったという点から、少なくともマンガの道を志したのは最低でも15歳と考えられます。そして龍氏の連載デビューが2010年なので、2024年時点では14年が経過。漫画の持ち込みやアシスタント期間を経て連載デビューしていることを鑑みても、少なくとも現時点で29歳以上と考えられます。仮に高校を卒業して18歳でアルバイトをしていた場合、最低でも32歳以上なのではないでしょうか。
顔出しに関してですが、龍氏は顔出しはしていないようです。YouTubeの「ジャンプチャンネル」で龍氏のインタビューと作画風景の動画が投稿された際には、顔は暗く隠された状態でシルエットが公開されました。
『ダンダダン』が生まれた経緯
作者の龍氏は、『ダンダダン』を作るきっかけになった作品として映画『貞子vs伽椰子』を挙げています。龍氏が漫画が描けなくなった時期にネタ帳を見返すと「映画『貞子vs伽椰子』面白い」と書いてあったとのことです。
映画『貞子vs伽椰子』では、安藤政信（あんどう まさのぶ）さん演じる常盤経蔵が「バケモノにはバケモノをぶつけるんだよ！」というセリフがあり、龍氏はUMAや宇宙人を幽霊にぶつけてやれと考えたと話しています。
『ダンダダン』作者・龍幸伸氏の過去作品は？
龍氏は現在連載中の『ダンダダン』以外にも複数の作品を発表しています。
連載漫画としては、兄から託されたロボットと合体してヒーローになる『正義の禄号』、高校野球をテーマにした『FIRE BALL！』があります。この2作品は講談社の「月刊少年マガジン」で連載されました。『正義の禄号』は集英社からもコミックスが刊行されています。
読切として発表された作品には、『恋愛栽培法』『神様のいる街』『山田キキ一発』があります。
龍氏の作品を無料で読むことはできる？
スマホアプリ版の「少年ジャンプ＋」であれば、初回のみ全話無料で『ダンダダン』を第1話〜最新話まで読むことが可能です。一度読んだ話をもう一度読みたい場合は、アプリ内のコインを消費して読むことができます。
「少年ジャンプ＋」内の『ダンダダン』の作品ページでは、2021年11月2日更新分で『恋愛栽培法』、2022年6月21日更新分で『神様のいる街』が特別読切として公開されました。『恋愛栽培法』と『神様のいる街』に関しても初回無料で読むことができます。
龍幸伸氏はX（旧Twitter）をやっている？
龍氏はX（旧ツイッター）アカウントを公開しています。龍氏のXでは『ダンダダン』のネームや、龍氏が描いたイラストが投稿されることがあります。
『ドラゴンボール』作者の鳥山さんが亡くなったことが報道された後には、「素晴らしい作品をありがとうございました。心よりご冥福をお祈りします」と綴り、『ドラゴンボール』のイラストが投稿されました。
『ダンダダン』作者・龍幸伸氏と『チェンソーマン』作者・藤本タツキ氏との関係は？
龍氏は『チェンソーマン』作者の藤本タツキ（ふじもと タツキ）氏のアシスタントをしていた期間があります。藤本氏が『ファイアパンチ』や『チェンソーマン』（第1部）を連載していた時に、龍氏がアシスタントをしていたとのことです。
「少年ジャンプ＋」で連載していた漫画『地獄楽』の作者・賀来ゆうじ（かく ゆうじ）氏とは、『ファイアパンチ』の連載中に一緒にアシスタントをしていました。龍氏は『地獄楽』のアシスタントもしていたことも明かしています。
龍氏が『ダンダダン』の企画が出来上がった時には、『チェンソーマン』と『地獄楽』のアシスタントをしていて、両作品の終了が見えている時期だったため、『チェンソーマン』と『地獄楽』を最後まで手伝ってから『ダンダダン』の連載をはじめたと答えています。
龍氏の年齢は不明ですが、インタビューなどでは藤本氏のことを「藤本くん」と呼び、賀来氏のことは「ゆうじさん」と呼んでいるので、藤本氏とは年齢が近いか年上で、賀来氏よりは年下の可能性があるのではないでしょうか。
「少年ジャンプ＋」に龍氏の読切作品『山田キキ一発』が掲載された際には、藤本氏は自身のXアカウントで「チェンソーマンの最強のアシスタントさんの作品なのでぜひみてください」と投稿しました。
まとめ
「少年ジャンプ＋」で連載中の漫画『ダンダダン』の作者は、漫画家の龍幸伸（たつ ゆきのぶ）氏です。龍氏は2010年に『正義の禄号』で連載デビューを果たします。
就職氷河期で就職することができずコンビニでアルバイトをしていた際、龍氏がレシートの裏に描いた絵を見た店長が漫画家になってはどうかと勧めたことで、漫画家を目指すようになりました。
『チェンソーマン』作者・藤本タツキ氏や『地獄楽』作者・賀来ゆうじ氏のアシスタントをしていた期間もあります。
（C）龍幸伸／集英社・ダンダダン製作委員会
