【SVリーグ】岡山シーガルズ-ヴィクトリーナ姫路(12月7日・女子第9節)
男子顔負けのパワフルかつ豪快なスパイクでレシーバーが後方に吹っ飛ぶ驚きの一コマが話題を呼んでいる。
岡山シーガルズのアウトサイドヒッターが、レシーブが乱れた隙を逃さずにダイレクトでアタック。この強烈な一撃がレシーバーを吹き飛ばしてマッチポイントになり、ファンが驚愕しながら歓喜した。12月7日に行われた大同生命SVリーグの女子第8節で、岡山シーガルズはヴィクトリーナ姫路と対戦。その第5セットで14–11と岡山がマッチポイントを迎えたところで注目のシーンが訪れた。
1点を取りたい岡山。1点を取られたくない姫路。両チームが粘り強い攻防を繰り広げる中、ついに均衡が破れる。岡山のアウトサイドヒッター・中本柚朱がレシーブし、セッター・妹尾紗香がジャンプトスをすると、アウトサイドヒッター・金田修佳が左サイドからアタック。これは姫路のアウトサイドヒッター・井上愛里沙にレシーブされたが、井上はコートに尻もちをつくような形で体勢を崩し、それにより姫路の陣形が乱れた。さらに井上のレシーブしたボールが岡山コート内に飛んでいく。これに反応したのは右サイドにいた小松原だ。背番号4は左腕をムチのようにしならせ、ダイレクトアタックを繰り出す。最高到達点297mを誇る178cmのアウトサイドヒッターの強烈な一撃が姫路のセッター・櫻井美樹を吹き飛ばしながら決まり、岡山がフルセットにもつれ込んだ試合を制した。
力強いアタックで勝利を呼び込んだ小松原は、ガッツポーズをしながらくるりと回って感情を爆発。駆け寄ってきたチームメイトと肩を組んで叫び、歓喜の瞬間を分かち合っていた。
会場に駆けつけたサポーターも、小松原のアタックが決まった瞬間、両手を突き上げながら席を立って喜び、タイムアップ後は抱き合う選手たちに割れんばかりの拍手を送って、健闘を称えていた。また、ファンもSNS上で「最後にリンカが押し込んだ!」「強烈!」「ダイレクトアタックでの勝利は気持ちいい」「男子並みのパワフルさ!」「破壊力抜群だった」と、小松原の強烈アタックを称賛している。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)