テレビ朝日「バラバラマンスリー」の水曜枠『3分間で泣ける話』が11日深夜に放送され、黒糖を配るおばあちゃんと、その裏にあったエピソードが紹介された。
【映像】『サザエさん』フネ役・寺内よりえによる朗読 スタジオ涙
実話に基づく3分間の感動エピソードを豪華声優陣が朗読する同番組。MCは藤井隆、語り手は内田真礼、『サザエさん』のフネ役でおなじみの寺内よりえが務め、“涙もろいゲスト”として紅しょうがの稲田美紀、フリーアナウンサーの後藤楽々が登場した。
■『おばあちゃんと黒糖』(語り手:寺内よりえ、内田真礼)
バスの中でおばあちゃんに話しかけられた。「これ、食べない?」。見ると、紙袋に入った黒糖だった。
無視してたら、おばあちゃんは他にも声をかけていて、でも、みんなにやんわりと断られていた。
ある日、暇でふらりと公園へ行ったら、おばあちゃんがブランコに乗っていた。手にはあの黒糖の袋。またにっこり勧めるので、「ま、いっか」と口に放り込む。ほろ苦さとガツンとした甘さにびっくりした。美味しい。
おばあちゃんはよろこんで、ぺちゃくちゃおしゃべり。結婚はせず、病弱な妹を見送った後はずっと1人だったこと。80過ぎてさすがに清掃のバイトも辞め、今はちんまり暮らしていること。
『この黒糖は昔、大事な人にたくさんもらったのよ』
「それだったら、自分だけで食べてたらいいじゃん」
『自分のためだけじゃ幸せになれない』