大きな黒い貝殻に、遠目から見ても分かるピンク色の卵。
 これらを田んぼで目にしたことのある方も多いのではないだろうか。稲の天敵「ジャンボタニシ」である。
 正式名称は「スクミリンゴガイ」。南米原産で日本には1981年に食用として輸入されやってきた。しかし、養殖業者が廃業するなどで野生化し、稲の食害をもたらすようになった。
 40年以上経った今でも米農家の頭を悩ませているが、そんなジャンボタニシ対策として新たな取り組みが始まっている。