三菱UFJ銀行の元女性行員が貸金庫から十数億円相当を盗んでいた問題で、16日、半沢淳一頭取がはじめて会見を行い「銀行ビジネスの根幹を揺るがすもの」と謝罪すると共に、犯行の動機に言及した。
【映像】「心よりお詫び申し上げます」半沢頭取が頭を下げて謝罪
会見冒頭、半沢頭取は「私ども三菱UFJ銀行練馬支店、玉川支店において発生した元行員による貸金庫からのお客様資産の窃取事案につきまして、信頼・信用という銀行ビジネスの根幹を揺るがすものであると厳粛に受け止めており、お客様や関係者の皆様に心よりお詫びを申し上げます」と謝罪した。
犯行手口については、営業課の支店長代理であり貸金庫業務を統括する立場にあった女性行員が支店で保管していた“予備鍵”を不正に利用して貸金庫を無断で開け、現金等の資産を窃取したと説明。
女性行員の動機については「捜査に影響があるためある程度回答を控えざるを得ないが、私ども銀行において本人に調査をしたところによると今回の資金については投資等に利用しているという供述を得ている。ただなぜここまで犯行に手を染めてこれだけ多くのお客様からの資金を搾取するような行為まで至ったかということについてはまだ十分な動機を把握できていない。これについては今後まさに警察の捜査の中で明確になっていくという風に思っている」と説明した。
さらに自身の進退については「この後の調査分析を進め、責任を明確にする中で具体的に検討して参りたい」と述べた。
(ABEMA NEWS)
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