年金制度改革で、焦点のひとつになっているのが第3号被保険者制度だ。会社員に扶養されている配偶者が基礎年金を受け取れる制度で、5年に一度見直しが行われる。厚労省は廃止などをふくめた制度改革の議論を、今回は見送ったが、経済界などから「廃止すべき」という声はやまない。
年収が130万円を超えると扶養から外れる、いわゆる「年収の壁」が、多様化する働き方の中で勤労意欲を妨げるとの声もある一方、「働きたくても働けない人を切り捨てるのか」「専業主婦は年中無休の労働だ」といった反応もある。『ABEMA Prime』では、いわゆる“主婦年金”を廃止すべきか存続すべきか、それとも別の選択肢があるのか考えた。