将棋の第38期竜王戦1組ランキング戦が12月23日に行われ、1回戦で森内俊之九段(54)と郷田真隆九段(53)が東京・千駄ヶ谷の将棋会館で現在対局中だ。現・将棋会館の最終対局日に白星を飾るのはどちらか。
森内九段は、1987年5月に四段昇段。順位戦はフリークラス(宣言)。第16・26期竜王で、タイトル獲得数は通算12期。十八世名人の資格を保持している。棋戦優勝は13回。現在、通算成績は996勝634敗(勝率.611)と、特別将棋栄誉賞の1000勝まであと4勝まで迫っている。
郷田九段は、1990年4月に四段昇段。順位戦B級2組(A級:13期)。1992年の第33期王位戦七番勝負を制し初タイトル。四段でのタイトル獲得は史上初だった。以降タイトル通算6期、棋戦優勝は7回。前期は2組2位で8期ぶりに決勝トーナメントに進出。今期は7期ぶりの1組復帰を果たした。
両者の公式戦対戦は全57局で、森内九段の29勝、郷田九段の28勝とほぼ互角。直近の対戦は2023年9月に行われた第9期叡王九段戦3回戦で、森内九段が勝利している。58回目の激突となった本局は、振り駒で森内九段の先手に決定。戦型は相掛かりの出だしとなった。
本日は、現在の東京・将棋会館の最後の対局日だ。1976年に建設され多くの名勝負を見守ってきた現会館だが、老朽化などの理由により移転が決定。きょう、その役目を終える。2025年1月からは、同じ渋谷区のJR千駄ケ谷駅前に新築された新・会館で対局が行われる。
竜王戦1組1回戦、同世代対決、現・会館最終対局日と見どころの多い一日を白星で飾るのはどちらか。どの瞬間からも目が離せない。持ち時間は各5時間。
【昼食の注文】
森内俊之九段 山椒ポークカレー(大盛り)
郷田真隆九段 ワンタンスープ
【昼食休憩時の残り持ち時間】
森内俊之九段 3時間54分(消費1時間6分)
郷田真隆九段 4時間8分(消費52分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)