少数与党での国会運営が続く石破政権。年収「103万円の壁」の見直しを巡る議論では国民民主党と協議が一時決裂するなど、未だ決着はついていないが、果たしてどうなるのか? そして少数与党が国民生活に及ぼす影響とは? 
 東京都立大学 准教授の佐藤信氏に聞いた。
 佐藤氏は少数与党による国会運営の難しさについて「国会はもちろん本会議で過半数を取れていないため自分たちが通したい法案・予算がそもそも出てない」と前置きした上で、「過半数を割り込んでしまっているから、(法案が)本会議で通りにくいだけでなく、そもそも委員会でうまく通らない状況にある」と説明。