総合格闘技のレジェンド桜庭和志の息子・大世が大晦日にRIZINで総合デビューする。格闘家としては異色の経歴を持つという大世。しかし父・和志は“進路”について不安もあるようだ。
12月22日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、格闘界のレジェンド桜庭和志がゲスト出演。総合デビューを控えた愛息の大世を紹介した。すでにベテラン選手も太鼓判を押す才能を見せつけているが、大世の経歴は格闘選手としては少し異色と言える。
柔道の名門として知られる東海大学を卒業した大世だが、卒業後には“普通に”就職。その理由は「まだ強くもないのに、社会人になって1番になるのはすごく難しいと思った」という冷静な判断によるもの。「バリバリ働いて同級生よりもお金を稼ごうと思った」と、現実的な一面を見せる。
格闘技から離れ一般企業に就職し、不動産業界の営業マンとして働いていたという大世。そんな中で格闘技にカムバックした理由として、那須川天心の存在を挙げ、「かっこいい。同い年で、めっちゃ差がある。負けてられない」と、格闘会の“神童”に心を奮われたことを明かした。
父の和志からは「本当にやりたいならやればいい。ただ、お前が思っているより甘くないぞ」と言われたそうだが、今では覚悟を決めた息子を全力サポート。大世の夢は大きく、「とにかくスーパースターになりたい」「毎回ベストバウトに選ばれるような、心躍る試合をたくさんしたい」と、エンターテイナーとしての矜持も父親譲りと言えそうだ。
なお和志は「仕事を辞めないほうがいいんじゃないか、という話はした」と、親としての複雑な胸中を明かしつつ、「フェイントとかがまだ甘い。でも、若いからすぐ覚える」と格闘家としての未来に期待を隠せない様子だった。
（ABEMAスポーツタイム）
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