桜庭和志の息子が柔道金メダリストを相手に電光石火の鮮やかすぎる膝十字固めで劇的勝利。見事な一本勝ちに「極めるの速すぎてわからなかった」「まるで39がPRIDEで見せた膝十字固め」「カーロス・ニュートンから取ったやつだ!」など視聴者が騒然となった。
9月10日に横浜アリーナで開催された「ReBOOT~QUINTET.4~」でプロデビュー戦を迎えた桜庭大世がオリンピック柔道2大会連続金メダルの内柴正人と対戦。膝十字固めで勝利した。IQレスラーこと父・桜庭和志譲りの電光石火の一本勝ちに「極めるのが速すぎてわからなかった」「父親のセンスを受け継いでる」と驚きの声があがった。
サラリーマンから24歳で格闘家に転身した桜庭。大学で柔道部に所属するなど10年の格闘経験はあるものの、金メダリストの内柴は初戦の相手としては明らかに高い壁だ。一方の内柴も45歳、グラップリングへの挑戦は3戦連続でドローと初勝利を目指す一戦となる。
ABEMAゲスト解説・中井祐樹は「何があるかはわからないが、普通にやれば内柴選手がボコリそう」とキッパリ。ファンからも「本当にボコリそう」「なかなか厳しいカードだ」など、“桜庭が不利”という声が大方だった。
すると開始直後、内柴に足払いを見せるなど強気な姿勢を見せた桜庭は、素早く引き込んでクローズドガードから腕を狙う。内柴もポジションを変えハーフポジションから上四方と柔道仕込みの流れるような動きで対応する。
寝技の攻防で桜庭が下から腕を狙うが、内柴がこれを簡単に外していなす。桜庭の積極的な仕掛けと健闘ぶりに「桜庭結構やるな」「下で(内柴相手に)動けていることがビックリ」との声。
試合後半、中央で再び引き込もうと桜庭が飛びつきからクローズドガード。と次の瞬間、下から足に巻き付いてくるりと体を回転させ電光石火の膝十字。ここは内柴が対処しハーフポジションからマウントに移行する。
攻防は続き、桜庭が下から三角を狙えば、内柴が上から制圧。ギロチンか腕を狙うか選択肢は多い。「やっぱり金メダリストは強い」「抑え込みは流石」そんな声が聞こえるなか、足を絡めた桜庭が一気にヒザを引き抜くように膝十字。あまりに一瞬で極められた内柴がたまらずタップした。
瞬間の出来事に視聴者も騒然。「すげえ」「まじか」「内柴から取るか」「極めるの速すぎてわからなかった」と驚きの声が続々上がった。
実況アナも「やっぱり血は受け継がれてますね」と思わず唸るフィニッシュ。中井は「(上から)ポジション(取るの)ではなく膝十字に行く判断が素晴らしかった」とその判断力を高く評価した。
デビュー戦で見せた鮮やかな一本に「技から技へ繋ぐセンスが凄い」「あの角度の替え方は桜庭パパを受け継いでる」「PRIDEで見せた膝十字固めを思い出した」「カーロス・ニュートンから取ったやつだ!」など、桜庭和志の名場面を回想する声も数多く寄せられた。