入場時に「へなちょこ!へなちょこ!」と観客のダメ出しコールを受ける形で”パワハラ男”チャドが登場。試合中も対戦相手の戸澤のみならず反旗を翻したオーティスやマキシン・デュプリにもちょっかいを出したりと、相変わらずの卑怯者ぶりだ。

 戸澤も華麗なスピンキックでチャドを翻弄するが、相手は元五輪米レスリング代表の実力者。スーパーキックから、Tシャツ破りのパフォーマンスで“勝ちムーブ”を披露。勝負を決するべくトップロープに登るが、待ち受けていたチャドのヒザを被弾。その後は人形のようにジャーマン3連発、パワーボムと怒涛の4連発で好き放題やられた末に、最後は「アンクル・ロック」でアキレス腱を締められて悶絶しながらタップアウトとなった。

 すかさずゴングが鳴り響くが、試合に勝利しただけでは飽き足らず、戸澤の足首をガッチリ極めて離さないチャド。ABEMAWWE解説を務める週刊プロレスの井上光も「もう試合終わってますよ、まだ絞ってます」と困惑気味。すると、まさかの事態に「戸澤をいじめないで」「終わってるのに…」「ガチで曲がってる」「戸澤が虫のようにやられてしまった」とファンも絶句。さらに卑怯者チャドに対して「タップしただろ」などブーイング交じりのコメントが相次いだ。

 その後、戸澤の相棒オーティスが救出へ。元師匠チャドの首根っこを掴んで両者を引き離すとブルブルと震え怒り爆発。オーティスの登場に、やばい空気を察したチャドは尻尾を巻いて逃走。再燃した両ユニットの因縁は年を跨ぐことになりそうだ。(ABEMA/WWE『RAW』)

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