スターから転落した加護は、20歳の時に芸能活動を再開するも、その数年後には自殺未遂騒動が報じられるなど、どん底の日々を送っていた。しかし、2012年に長女が誕生したことで人生は一変。2017年には第2子も産まれ、加護は初めて「自分以外の人を愛せるようになった」という。

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 2人の子どもの育児に追われる日々を過ごし、子育てがひと段落して30歳になった頃、加護は今後の人生について考えるようになった。そして、「もう一度アイドルとしてステージに立ちたい!けど、もう無理だよね」「1度くらい娘にステージに立っている自分を見せたい」という思いが芽生えたという。

 そんな願いが叶い、2019年に幕張メッセで行われたハロプロライブでは、辻希美とのユニット「W」が復活。Wとして踊るのは13年ぶりだったものの、加護は「昨日のことのように覚えていた」「身体も脳も、あの時と何も変わらない状況がそこにあった」と振り返った。モーニング娘。ファンのミッツは目を潤ませ「泣けてくる」とぽつり。

 Wの復活は事務所へのオファーがきっかけだったそうだが、もともと辻とは「いつかやりたいね」と話していたという。ミッツは「(辻と)連絡は取ってたんだ?」と驚きながらも、嬉しそうな表情を浮かべていた。

 また、イベント前にかつて所属していた事務所の会長に挨拶に行った際、会長から「いいよ、1回座れよ、とりあえずタバコ吸う?」と言われたという。この瞬間、加護は「13年間の思いが溶けたというか、『もういいんだ。時効なんだ』という気持ちになった」と、当時の心境を語っていた。

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