内閣府の調査によると、日本人の4割が孤独を感じており、特に20代から50代はその傾向が強いという。
 そんな中、孤独と病気に関する最新の研究を取材した。
 これは、マウスの動脈硬化の状態を赤く染色した画像だ。右の方が赤い部分が多く、動脈硬化が進んでいる様子が分かる。この差を生んだとみられるのが、「孤独」。
 慶應義塾大学医学部専任講師 安西淳医師は「元々は『孤独になると淋しくなって多く食べてしまって肥満になって、その結果動脈硬化が進む』などのメカニズムが語られていた」と説明。