「奇跡続いている」THE 虎舞竜の再始動
娘のレノンさんと10年ぶりに親子の時間を過ごした高橋。再会はそれだけではなく…
高橋:20年前にバンドから一回距離を置いたギターとピアノの人間が連絡取れて。これは奇跡続いているぞと。それで、「年内に1発ライブやりたいね」って。
高橋の呼びかけで、「THE 虎舞竜」の初期メンバー・本間さん、ターナーさん、田中さんが20年ぶりに勢揃い。一度は方向性の違いで離れたメンバーが再び集結することを決めた理由は…
本間:俺がやめてからも、自分の個人のライブにファンの方が来てくれて。そういうのが何年か続いて、それでジョージから連絡が来たから、一つはファンの皆さんに恩返しって言ったら偉そうですけど。
唯一、高橋のもとに残り、マネージャーとしても支えていたベースの田中さん。元々、THE虎舞竜の前身のバンドのファンだったこともあり、感動もひとしおだという。
田中:ジョージさんが本間さんに連絡して、本間さんが「いいよ」って言ってくれた事が、僕にとってはとんでもない驚きで。今まで夢のようにボワ〜っとしてたモノが現実になるのかなって。実感がまだ僕はないんです。
――久しぶりに会ってどうでした?
高橋:飲みに行きました。楽しく。
一言で言ったら、みんな色々あったのよ。会ってない時もきっと。だって全員が同じ時間過ごしてるんだから。だから、今度やるんだったら、楽しくやりたいなって。だって売れたじゃん。ツアーも回ったじゃん。「もう一回あの時のように」じゃないんだよ。
ターナー:そこですね一番は。一番は楽しくやることが。
高橋:だから距離感っていうか、大人になったっていうか、ジジイになったというか。これ以上寄ったら傷つくんじゃないかとか、分かるんじゃないかな。いい塩梅なんじゃないかな。体力がついてこないけど(笑)。
「THE 虎舞竜」の再始動ライブは12月21日。それまでに離れていた時間の隙間を埋めるため、演奏と心をチューニングしていった。
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