しかし、三坪のような人気店がある一方で、焼肉業界は史上最多の倒産を記録した。その背景を「門崎熟成肉 格之進」千葉祐士社長は、「焼肉は簡単で、肉切って出せばいい。だからこそ奥が深い」と説明する。
素材や、それに合わせた提供方法が影響するとして、「どこでどんな人に食べてもらうのかで、料理や値段、サービスが最適になるのが重要。『やりたいこと』では、新たな文化をつくるくらいでない限り、人気店にならない。どんな肉を使うのか、保管やカット方法、焼き台などを、どこまで深く考えるかが重要だ」と解説した。
帝国データバンクの調査によると、焼肉店の倒産(負債1000万円以上の法的整理が対象)は、ここ十数年にわたって、毎年20件前後が中心だった。しかし2024年は、すでに1〜9月の時点で39件と、過去最多を更新している。個人経営の小規模店を含めると、さらに多くが倒産しているとみられる。主な原因は輸入牛肉や野菜類など、食材価格の上昇にあるという。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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