これまで一度も陸へ降りることなく、水上で暮らしてきたチャム族の若者たちが、生まれて初めて陸上へ。靴を履くのも、車に乗るのも、牛肉を食べるのも初体験。果たして彼らの反応はいかに……?
1月4日、東野幸治とあのちゃんがMCを務める番組『国境デスロード』#5が、ABEMAにて放送された。『国境デスロード』は、世界各国にある国境を命がけで越える人々の生活に密着する、ドキュメントバラエティ。本番組の企画・総合演出を手がけるのは、『不夜城はなぜ回る』(TBS系)で知られる、大前プジョルジョ健太ディレクター(以下、プジョルジョD)。プジョルジョDが各国の国境地帯に赴き、なぜ人々は危険を冒しながらも国境を越えなければいけないのか、その真実に体当たりで迫る番組だ。
今回スポットを当てたのは、ベトナムとカンボジアの国境。ベトナムからメコン川を進んで国境を越え、カンボジアのトンレサップ湖へやって来た、チャム族の暮らしを取材した。チャム族はかつてベトナムにチャンパー国という国家をつくったが、ベトナム人の侵略を受け、1832年に滅亡。その後も複雑な歴史に翻弄され、行き場を失ったチャム族の一部は、現在も国籍を持つことができず、水上での生活を余儀なくされている。
水上での生活には多くの不便があるものの、集落には美容院やレストランなどの店も存在。チャム族の人々はこれまで、地上の文化も取り入れながら、水上で家族と穏やかに暮らしてきた。しかし近年、漁業で生計を立てる彼らは、ある大きな問題に直面している。水質汚染と乱獲により漁獲高が激減し、物乞いをしなければ生きられない人もいるほど、貧困が深刻化しているのだ。
漁頼みの生活に限界が…地上に降りることを決意■Pick Up
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