大学入試を目前にしたこの時期に突然、生徒130人を抱える東京・新宿の大学受験予備校「ニチガク」が閉鎖された。
 この報道について、日本大学危機管理学部教授/東京科学大学特任教授の西田亮介氏は「時期的には厳しい。共通テスト直前で、2月頃にかけて受験が本格化していく中での閉鎖が受験生に与える心理的負担は大きいだろう。また、業界的には先に授業料を収める形が一般的で、塾であれば新学年や新学期が始まる時期であるため、数十万円から百万円単位の学期分の費用を入金し、それが全く返金されないとなると3年生以外の生徒や家庭にとっても相当の負担のはずだ」と述べた。