約130人が在籍する予備校「ニチガク」が、受験本番直前に閉鎖された。予備校の入口には「破産申し立てを視野に入れ債務を整理する予定」との張り紙。生徒からは「ふざけるなって言っても、決まっちゃってるし」「まだ通い始めて1カ月。許せない」と怒りの声があがり、中には前払いで250万円を支払った学生も。
取材に応じた運営会社の社長は、筆頭株主である前社長が2024年11月末ごろに破産を決め、自分にはどうすることもできなかったと釈明する。また代理人弁護士によると、スタッフへの給与支払いや、生徒への返金の見通しは立っていないという。
実は、2024年の予備校など「学習塾」の倒産は53件と、過去最多を更新している(東京商工リサーチ調べ)。学習塾のビジネスモデルは限界が近いのか。『ABEMA Prime』で、ニチガク講師とともに考えた。
■ニチガク講師「社長が交代したのも知らなかった」
