アメリカのトランプ次期大統領が、デンマークの自治領グリーンランド購入への野心を露わにするなか、バイデン政権のブリンケン国務長官は「明らかに実現しない」と一蹴しました。
トランプ次期大統領はグリーンランドについて覇権を争う中国やロシアを念頭に「安全保障の観点で必要だ」と購入に意欲を示し、デンマークに対して軍事力や経済的な圧力を行使する可能性を示唆しました。
「グリーンランドに関して示された考えは明らかに良いものではない。しかし、それ以上に重要なのは、それは明らかに実現しないということだ」(ブリンケン国務長官)
ブリンケン国務長官は8日の記者会見で、トランプ氏の考えを「良いものではない」と批判したうえで、実現しない購入話に「あれこれと時間を費やすべきではない」と述べました。現職の国務長官が次期大統領を非難するのは異例です。
また、「同盟国と緊密に協力した時こそアメリカはより強く、より良い結果につながる」と指摘し、NATO=北大西洋条約機構に加盟するデンマークとの連携強化が重要だとの見方を示しています。(ANNニュース)
この記事の画像一覧■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上“西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・「ABEMA NEWSチャンネル」知られざる番組制作の舞台裏