Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、1月10日の第1試合に出場する4選手を発表した。この日の注目は、新年に入ってからラストの9チーム目として登場するBEAST Xの菅原千瑛(連盟)。2024年は大苦戦に終わったが、歴史に残る逆転劇を演じるべく、新年初戦で快勝を目指す。
リーグ最下位に沈むBEAST Xは、トータルポイントが▲982.8と、4ケタマイナスが近づくほど苦しんだ。今期もレギュラーシーズン敗退となれば、チーム構成を変更しなければいけない、まさに崖っぷち。残り半分を切ったシーズンで、現在首位の赤坂ドリブンズが作ったプラス分と同等レベルで稼がなければ、レギュラーシーズン突破は見込めない。1回、2回のトップではリーグの影響が出ない。ここは菅原から怒涛の4連勝、5連勝といったビッグインパクトが必要だ。
下位からの追い上げを狙うのは、リーグ8位の渋谷ABEMASも同様。リーダー多井隆晴(RMU)も個人として30位、▲132.5は不本意のほかない。まずはリーダー自ら、自身のマイナスを消し去ることで、ボーダーラインにもグッと近づくはず。久々に憎たらしいほど強い“麻雀星人”が本領発揮なるか。
やや背中が寒いリーグ5位にいるのがTEAM雷電。ポイントでチームを牽引しているのが本田朋広(連盟)だ。ここでチームポイントを減らすようだと、いよいよ下位チームのモチベーションを上げてしまう。むしろ突き放す結果を残して、上位陣の仲間入りを果たしたい。
新年早々ポイントを減らしたリーグ4位・KONAMI麻雀格闘倶楽部からはポイントゲッター伊達朱里紗(連盟)が出る。一時は安泰と思われたポイントも気づけば2ケタにまで減り、同日連敗でも喫するようなら、いよいよマイナス域が見えてくる。負の流れを容赦なく断ち切れる伊達にかかる期待はとても大きい。
【1月10日第1試合】
KONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)個人10位 +157.6
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人30位 ▲132.5
TEAM雷電・本田朋広(連盟)個人13位 +116.0
BEAST X・菅原千瑛(連盟)個人25位 ▲97.3
【1月9日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +776.1(56/96)
2位 セガサミーフェニックス +523.5(56/96)
3位 U-NEXT Pirates +283.7(56/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +91.1(56/96)
5位 TEAM雷電 ▲37.4(56/96)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲99.1(56/96)
7位 EX風林火山 ▲267.9(58/96)
8位 渋谷ABEMAS ▲307.2(56/96)
9位 BEAST X ▲982.8(54/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





