ミャンマー軍からの攻撃に怯えながら、約1500人のカレン族が生活を送るコーチュー村。内戦が続くこの村で4人の子どもを育てる男性に、密着取材をしたその直後、村が爆撃されるというショッキングな展開を迎え、東野幸治らスタジオメンバーも思わず言葉を失った。
1月11日、東野幸治とあのちゃんがMCを務める番組『国境デスロード』#6が、ABEMAにて放送された。『国境デスロード』は、世界各国にある国境を命がけで越える人々の生活に密着する、ドキュメントバラエティ。本番組の企画・総合演出を手がけるのは、『不夜城はなぜ回る』(TBS系)で知られる、大前プジョルジョ健太ディレクター(以下、プジョルジョD)。プジョルジョDが各国の国境地帯に赴き、なぜ人々は危険を冒しながらも国境を越えなければいけないのか、その真実に体当たりで迫る番組だ。
番組後半では、前々回に引き続き、ミャンマーの内戦について取り上げた。ミャンマーの主要な少数民族・カレン族は1948年に、ミャンマーからの独立を宣言。一部地域を“カレン国”として占領し、70年以上、ミャンマー軍と激しい抗争を続けてきた。ミャンマーとカレン国の間には、国際的には認められていない“見えない国境”が存在するのだ。今回プジョルジョDが訪れたのは、タイとの国境付近に位置するカレン族の村・コーチュー村。この村では、ミャンマー軍の攻撃から逃れてきた約1500人のカレン族が暮らしている。
「戦わない」選択をした元軍人に密着

