青山氏は、2025年の政治日程から「大連立」のタイミングに3つのポイントがあると指摘。1つ目は、3月中に成立すると見られる「予算成立」だとして、「今、自民公明で過半数を持っていないため、誰かの協力を得ないといけない。国民民主党や維新と協議しているが、立憲も協力相手の可能性として浮上している。今の予算委員長が立憲の安住淳議員であるため、立憲の協力を得なくてはいけない。ただ、ここで連立までいけるかいうとなかなか難しい」と述べた。
2つ目のポイントとして、6月22日の「通常国会会期末」を挙げて、「この30年間、必ず内閣不信任決議案が出てくる。普通なら否決されて終わるが、与党は過半数を持っていないため、野党が『不信任だ』となれば可決する。可決すれば“総辞職”か“解散”かのどちらかを石破氏が選ばないといけない」とした上で「可決されるなら立憲と組もう、野党を引き込みたいというポイントが出てくる」と語った。
3つ目のポイントは「参院選」。もし通常国会会期末のタイミングで連立を組むと、7月20日に実施と見られる参院選で「味方同士になってしまうので不利になる。参院選までは大連立は組みにくい」と説明。自民が参院選で負けたとすると「自民党が衆議院も過半数を持っていない上に、参議院も過半数を失ったら、連立でも組まないと日本の政治は進まない。そうなるとこのタイミングで大連立を組んでアジェンダを推進しようとする可能性が出てくる。大連立があるとするなら、参院選後の可能性が一番高い」と解説した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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