新種の巻き貝「ウラウチコダマカワザンショウ」。存在自体は20年以上前に見つかっていたそうだが、この度正式な論文で発表された。生息地はわずか5カ所で、沖縄県西表島と石垣島のマングローブだという。
しかし、今、生息地が影響を受ける可能性があるという。背景にあるのは、石垣島で進められているゴルフリゾート計画で、島内の120ヘクタールを超える敷地にゴルフ場や大型ホテルなどを建設。石垣市の試算では250億円の経済効果が見込まれるとあり、市長の肝いりプロジェクトとして大きな期待をかけられている。
ただ、工事が始まればウラウチコダマカワザンショウの生息地が壊滅される恐れがあるという。さらに、かねてより不安視されているのが「カンムリワシ」だ。国の特別記念物で、環境省の絶滅危惧種にも登録されているが、工事による生息地への影響が心配され、計画に反対する市民の声も噴出している。
石垣島が取るべき道は、環境保護か、経済効果か。『ABEMA Prime』で、ゴルフ場建設推進派と反対派とともに議論した。
■推進派「島内外から望む声がある」
