■推進派「島内外から望む声がある」

 ゴルフリゾート計画は2015年に立ち上がり、現在は沖縄県が審査している段階。石垣市議会議員の長山家康氏は「事業者と県が開発申請に関わる細かな協議を行っていて、最終段階にきていると伺っている。10年かかっているので、そろそろ結論を出してくれるのではないか」と話す。

石垣市「経済効果250億円」詳細(右下段、石垣市議会議員・長山家康氏)
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 20〜40代限定の約60人からなる「ゴルフ場早期着工若人の会」代表の新城永人氏は「これまで賛成市民の声はなかなか出てこなかった。しかし、多くの島民がゴルフ場を望んでいるし、県外からの『観光ついでにゴルフをしたい』という声もある。私もそうだが、若いメンバーも石垣島で生まれて育ってきた。だからこそ、石垣の自然をこれからも守っていきたいし、環境に配慮したゴルフ場を作って欲しい」とコメント。早期着工を求める署名活動は1万筆以上が集まっているという。

 また、経済効果への期待も大きい。「夏場はマリンレジャーやダイビングなどが繁忙期だが、冬場はどうしても閑散期になってしまう。そう考えれば沖縄はゴルフに適している地域で、この日も23度あり、観光客を呼び込めれば閑散期を賄える。また、ゴルフは団体で来ることが多いので、観光日数の増加に伴って宿泊や飲食などにもプラスに働くと思う」とした。

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