Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、1月16日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は前回、フリテンチョンボに役満・大三元と、波乱万丈の特大トップを取ったBEAST Xの鈴木大介(連盟)。そもそも、少々の失点は気にせず前進あるのみのブルドーザー雀士だが、今夜はどこまで突進できるか。
前回、鈴木大介は東2局に「同巡フリテン」という珍しいチョンボを犯して、トータルポイントから20ポイントのマイナスに。それでもくじけることなく東4局にチャンス配牌を手にすると、これを最大限に活かして役満・大三元を成就。今期最高スコアの9万1300点を獲得した。チームはまだ4ケタマイナスで、レギュラーシーズン突破には奇跡的な逆襲が必要。鈴木大介にも、2試合連続で役満をアガるくらいの超大技が求められる。
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)も大逆襲が必要だ。個人35位、▲373.1という成績は、受け止めはしつつも、到底納得はできないもの。チームもリーグ7位で、6位のKADOKAWAサクラナイツとの差は125.7ポイント。貴重な直接対決の日、絶対に順位では下回れない。
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)からすれば、息を吹き返しつつある渋谷ABEMASを、もう一度踏みつける必要がある。逆にラス・トップなどを決められるようなことがあれば、いよいよ7位転落の危機。リーダーらしさを見せつける絶好のタイミングだ。
リーグ3位のU-NEXT Piratesは、仲林圭(協会)が先発。個人でもきっちり3ケタプラスと仕事を果たし、昨年優勝チームの底力を示している。上位2チームがかなり抜け出している分、U-NEXT Piratesもこれに続いて「3抜け」状態にしてしまえば、レギュラーシーズンだけでなく、セミファイナルシリーズ突破にも大きく前進できる。
【1月16日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)個人22位 ▲67.4
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)個人35位 ▲373.1
BEAST X・鈴木大介(連盟)個人32位 ▲220.3
U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)個人13位 +117.0
【1月14日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +905.7(58/96)
2位 セガサミーフェニックス +507.9(58/96)
3位 U-NEXT Pirates +295.5(58/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +4.7(60/96)
5位 TEAM雷電 +3.4(60/96)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲148.8(58/96)
7位 渋谷ABEMAS ▲274.5(58/96)
8位 EX風林火山 ▲332.9(60/96)
9位 BEAST X ▲1001.0(58/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)






