【グランドスラム オブ カーリング】マスターズ・準々決勝 (1月19日/カナダ)
2試合連続で劇的な勝利を飾り、決勝トーナメントに進出したロコ・ソラーレ(Fujisawa)は、韓国の強豪で平昌五輪銀メダルのチーム キム(kim)との日韓対決に敗れ、準々決勝で敗退。タイブレークから僅か4時間後に行われた連戦でコンシード負けを喫し、ベスト8で大会を終えた。
試合は序盤から動いた。第1エンドでチーム キムが先制すると、続く第2エンドでロコ・ソラーレの藤澤は相手のストーンに当てて後方に押し下げる「タップバック」で1点を狙いにいくが、ナンバー1を奪えずスチールを許して0-2に。さらに続く第3エンドでも藤澤のラストショットでハウス中心部分に寄せきれず、さらに2点を失う展開に。
このあと第4エンドでは藤澤がナイスショットを決めて1点を返すものの、後半戦に入った第5エンドでロコ・ソラーレが藤澤のショットでタップバックを決めきれず、ナンバー1ストーンを取れなかったのに対し、“メガネ先輩”の愛称で知られる相手スキップのキム・ウンジョンが鮮やかなショットを決めて大量4得点。スコア1-8と7点差がつき、ロコ・ソラーレはここで「コンシード」を選択し、試合終了。
予選1勝2敗から世界ランク6位の強豪に逆転勝利してタイブレークへ駒を進め、その試合でも2戦連続で延長戦に突入する展開から劇的な勝利を飾り、決勝トーナメントに進出したロコ・ソラーレだったが、ベスト8で今大会を終えた。
試合直後のインタビューで藤澤は「1エンド目に良い展開作った中で、最後のところで締めのショットを決めきれず相手に1点取られてスタートしてしまった。そこからの2エンド目、自分たちのミスで(苦しい展開に)いってしまったことがすごくもったいなかったかな」とコメント。また、「最後の試合だけアイスが重い部分、曲がってしまった部分もあった。時間帯の影響なのか、もしかしたら相手が(1人少ない)3人だったので、スイープのかかっている部分がいつもより少なくて、そのぶん重いところがあったのかなという反省はある。前の試合までとのアイスの状況の変化を読みきれなかった」振り返った。
日本チームでは北海道銀行も準々決勝に進出していたが、同時刻に行っていた試合で敗退。日本勢は2チーム同時でベスト8入りという結果を残した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


