反響を呼んだ新人力士は、三段目最下位格付出・碇潟(伊勢ノ海)。高校生初の三段目最下位格付出で今場所デビューした碇潟は、相撲の名門・埼玉栄高校3年生で、父は元前頭・大碇の甲山親方、兄は十両十三枚目・若碇(伊勢ノ海)という期待の若手だ。
平成19年(2007年)生まれの17歳。身長174センチ・体重124キロとやや小柄な体格ながら、デビュー場所となった今場所では1番相撲から頭ひとつ抜けた活躍を見せ、ここまで無傷の4連勝とストレートで勝ち越しを決めていた。
九日目は序二段五枚目・若輝元(錣山)と対戦。全勝同士の対決となったが、立ち合い低い姿勢で鋭く当たった碇潟は、直後、強烈な引き落としを決めて見事に勝利した。相手力士が土俵に落ちる際に「べチン」と激しい音が響くほどの碇潟の強さに、客席からは悲鳴のような歓声も飛び交った。勝った碇潟はこれで無傷の5連勝を遂げた。敗れた若輝元は1敗目を喫した。
まだ高校生ながらデビュー場所で負けなしの連戦連勝を続ける碇潟に、ファンも「すご」「本物だ」「何もできなかった」「これは関取力士」「いやぁ期待できるわぁ」と大興奮となっていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗





