将棋のプロ編入を目指す西山朋佳女流三冠(白玲、女王、女流王将、29)が1月22日、大阪府高槻市の関西将棋会館で試験最終局に臨んでいる。試験官・柵木幹太四段(26)との注目の一戦は、激しい玉頭戦が繰り広げられ緊迫の勝負所を迎えている。西山女流三冠の“剛腕”がさく裂し、歴史の扉を開けることができるのか。今後の戦いから目が離せない。
史上初の“女性棋士”誕生なるか。これまでに2勝2敗の成績で編入試験第5局を迎えた西山女流三冠。本局では、勝てば合格、負ければ不合格という大一番に臨んでいる。柵木四段を相手に、西山女流三冠は得意の「三間飛車」を志向。立ち上がりはやや苦しいものとなったが、中盤戦では強気に攻め込み、先手陣へと迫った。
激しい玉頭戦が繰り広げられており、局面としては接近している。ABEMAの中継では棋士編入試験を経験してプロ入りした瀬川晶司六段(54)が出演。西山女流三冠の猛攻によりやや乱れた先手陣に、「陣形が崩れているのでしっかり受けないといけない展開となっている」と印象を語っていた。
ABEMAの「SHOGI AI」はわずかに柵木四段寄りの数字を示しているものの、大差はない。白熱の終盤戦で西山女流三冠の持ち味でもある“剛腕”がさく裂するのか。女性初の棋士誕生なるか、今後の戦いから目が離せない。
【午後4時時点での残り持ち時間】
柵木幹太四段 39分(消費2時間21分)
西山朋佳女流三冠 42分(消費2時間18分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)
西山朋佳女流三冠が敗れ“女性初の棋士”誕生ならず 編入試験に不合格 再挑戦は「整理してから考えたい」





