カステラの秘密、知ってた!?エリア対抗の形式で行われる将棋の団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」に出場するチーム九州(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)が長崎市内で行った『地域会』のロケに参加した。チーム監督を務める深浦康市九段(52)は“ホームの地”とあり、張り切って地元銘菓を紹介。「カステラはザラメがあるのが本家本元なんですよ」とミニ知識を披露していた。
地域のファンとの交流を図りつつ、応援パワーを得るためにチーム九州が『地域会』の場所に選んだのは深浦監督の地元・長崎県。現在この地は、長崎駅ビルの新築やサッカースタジアムを含む大型複合施設の建設が進むなど、市街地は「100年に1度」といわれる再開発が進み、“九州で最もアツイ街”と言われている。
今回の地域会では、愛弟子で同県対馬市出身の佐々木大地七段(29)とともに、福岡市出身の佐藤天彦九段(37)と古賀悠聖六段(24)の4名で“街ブラ”へ。路面電車で長崎新地中華街へ向かい、地元グルメの食べ歩きを楽しんでいた。
中でも深浦監督が注目したのは、銘菓カステラだ。佐藤九段が「長崎と言えば、ですよね。王道」とふわふわのカステラに目を向けると、深浦監督はニコニコ顔に。「カステラのうんちくを言いますと、ザラメがあるのが本家本元なんですよ。これがあるところで食べてください!」と紹介。福岡コンビからは「へえ~~!」の声が上がっていた。
長崎カステラの特徴であるシャリッとした食感は、職人技によって生まれるものだという。材料を撹拌する際にザラメ糖の角をすり減らす過程があり、溶け過ぎず適度に残ることで、独特の口当たりやコクのある甘みができるという。職人が作り出す伝統の味から、激戦が予想される大会への英気を養っていた。
深浦監督率いるチーム九州は、1月25日に放送される予選Aリーグ1回戦第1試合で谷川浩司十七世名人(62)率いるチーム関西Aと激突する。
◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)