■1児のママ議員「新年会に全部出たら家族と過ごせない」
2023年に豊島区議会議員に当選した宮崎氏は、夫と長男(6歳)との3人暮らし。議員として活動しながら、家事・子育てをする多忙な日々だ。話題となった投稿には「相談や区民の声を聞くことは日中だってできますよね。なんで夜じゃなきゃだめなの?」とも書かれていた。どんな思いで投稿したのか聞かれた宮崎氏は「豊島区の1月は、本当に毎日のように新年会がある。1日複数回あるような方もいて、仮に私がその新年会に全部参加したとすると、平日の夜に家族と過ごす時間がほとんどなくなってしまうので、ほとんど欠席している」という。
さらに「そもそも新年会に参加する意味、目的を考えた時に、招待していただいた団体や協会には、日中も会うことができるし、実際に日中の方がゆっくり話もできて、現地を見に行った方が政策にも反映できる。飲み会は、参加してもステージに上がらせてもらって、ちょっとしゃべって、お酒を飲みながら少し交流するくらい。中には会費だけ置いて、食事もとらずに次へハシゴする人もいる。そういう仕事がいいと思う人を否定はしないが、その仕事の本質は顔を売りたい、票が欲しいとか、欠席したら怒られる・嫌われたくない、というもの。私は家族と一緒に過ごしたいから、ほぼ欠席する」と述べた。宮崎氏の場合、会合を欠席すると「そんなにひどい言い方はされない」ものの、議員や有権者から苦言などを伝えられることもあるという。
自民党・東京第8選挙区支部長の門ひろ子氏も2児の母だ。「私は夜の席に行くようにしているが、どうしても出られないことが多い。ただ、言い方は悪いが、自民党は過去がダメすぎて一周し、夜に女性が子育て中で会合に出られませんということについて『お前、何なめてんじゃ』みたいなことを言う人は、むしろいない」と語った。
■政治家にとって飲み会は最強の「営業手段」か
