2025年の世界ラリー選手権（WRC）が、モナコのモンテカルロで開幕。2024年に悲願の世界チャンピオンを獲得したティエリー・ヌービルが、競技2日目にクラッシュして痛すぎるシーズンスタートとなった。
「ラリー・モンテカルロ」の舞台は、モナコ、およびフランス南部の山岳地帯。日本時間1月24日のデイ2は天候に恵まれて基本的にドライ路面だったものの、一部区間は凍結路面や雪に覆われた部分が見られる、難しいコンディションであった。
この日のオープニングステージだったSS4で出遅れたヌービルは、その後のSS5がキャンセルされたことも影響したのか、SS6でミスを犯してしまう。SS6のフィニッシュシーンが映し出されると、ヒョンデのマシンの左リアタイヤは大きくひしゃげ、周囲のフェンダー部もボロボロになっていた。映像を見返すと、ヌービルのマシンはステージ途中の右コーナーを曲がりきれずにコースアウト。コース脇左側のポールに衝突してしまった。その後、なんとかコース復帰したものの、マシンはかなりの大ダメージを負ってしまい、左タイヤを引きずるような形で走行を続けることになったのだ。
コ・ドライバーで解説を務めた小坂典嵩氏によれば、「スタッドタイヤを履いていたが、ブレーキングをミスしてオーバーシュートしてしまった」とのことで、実況担当も「こんな状態でよくフィニッシュしました…」と驚いていた。視聴者からも、「うわあああ」「こわw」「うしろww」「タイヤが。。。」「走れただけマシだなぁ」などと、ヌービルを心配するコメントが集まっている。ヌービルは同25日のデイ3を終えて総合8位と苦しい展開が続いている。
（ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』／(C)WRC）
