“突然すぎるでしょ!”とツッコまざるを得ない瞬間がとらえられた。全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Aリーグ1回戦第1試合、関西A 対 九州が1月25日に放送された。今期の開幕局となる先鋒戦が行われる中、チーム関西A(兵庫・京都・滋賀)の谷川浩司監督(62)はいそいそと地域の銘菓を紹介!?視聴者からは「お菓子コーナーきた」「谷川さんまじめ笑」とツッコミの声が殺到していた。
今期の開幕戦となったのは、関西A 対 九州(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)の対決。先鋒戦では、兵庫県三田市出身の冨田誠也五段(28)と長崎県出身の深浦康市監督(52)の対戦となった。先手中飛車の出だしから持久戦となることが予想される中で、チーム九州の控室では、谷川監督が何やらゴソゴソ。
控室には地域を代表する銘菓がズラリと並んでいるとあり、谷川監督が突如として“お菓子紹介コーナー”を開催することなった。「スタッフの方がたくさん用意してくださったのですが、私も準備をしてきました。こちらは兵庫県を代表する『アンリ・シャルパンティエ』の商品です。(サッカーJ1)ヴィッセル神戸のオフィシャルパートナーにもなっていますね。さらにこちらは京都の『伊藤久右衛門』さんの宇治茶を使ったチーズケーキですね。そして、『北川半兵衛商店』さんでしょうか。京都はやっぱりお茶のイメージですね。さらに、滋賀の『CLUB HARIE』さん。近江八幡が本社で、バームクーヘンが有名所ですよね。皆さんよろしければ、是非」とよどみなく紹介していた。
京都府八幡市出身の佐藤康光九段(55)をアシスタントとしたベテラン勢の一連の様子に、ファンは爆笑。「お菓子コーナーきた」「お菓子の紹介かわいい」「谷川さんまじめ笑」「宣伝も大切」「お土産勢揃い!」「宣伝してるタニー」「なんか紹介はじまた」と多数のコメントが押し寄せていた。
重鎮たちの自由な控室風景をよそに、関西Aの初戦を担った冨田五段は善戦。機敏な4五歩の仕掛けから攻め合へと発展し、相手チームの監督で王位3期の強豪・深浦九段を緩みなく寄せ切り、チームに幸先の良い先勝を持ち帰った。
◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)