■今後の動向

 玉木氏は、今後の動向について、「ビジョンはある。一昨年の8月に他の党に行ってしまったが、前原(誠司)さんと代表選挙を戦ったとき、私の中長期戦略をそこで語って勝利を得て今の路線だ。できればアメリカみたいな二大政党制に分かれたほうがいいが、選挙制度上ならない。場合によっては二度と二大政党的にはならないと思っている。穏健な多党制が日本でもう当たり前になっていくんじゃないか」。

 さらに、「結論からいうと、単独過半数を占める政党になって政権を取るイメージは描いていない。今は自民党と公明党だが、これから複数の政党が組み合わさって、政権を運営することが常態化していくのではないか。多様性の時代なので、2つの軸だけでは捉えきれない。そのときに中核的な存在であり続けたいので、早く全国で600万票以上安定的に取れる政党を作るのが、中長期ビジョンだった。その中で一定程度は政策決定に影響を与える状況になっているので、問題は今回の夏の参議院選挙だ。ここでもう一回大きくなって、キャスティングボート、政策決定を握れるような地位を得る。大臣のような地位ではなくて、掲げた政策を実現する力を手に入れたい」と語った。

 泉氏は「僕らも国政の軸にならないといけないと思っている。今は多少、軸的な役割を果たしているので、その中でうちも議席が増えれば玉木さんのところに話をする。でも、玉木さんから『政策の実現はどうか』『政策理念が合うんですか?』という話に当然なると思う。そのとき話ができる立憲民主党なのかどうかが問われる話だ。そういうものを立憲民主党としては磨いていくしかない」と述べた。

(『ABEMA Prime』より)

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