【リーグアン】パリSG 1-1 スタッド・ランス(日本時間1月26日/パルク・デ・プランス)
スタッド・ランスのFW中村敬斗が相手2人の間を割って入るようなドリブルで強引に左サイドから切れ込んだ。ボールが当たりながらも突き進んでいく“ゴリゴリドリブル”に実況やファンが大興奮した。
中村がテクニックだけではなくパワーも兼ね備えていることを示したのは、スタッド・ランスがリーグアン第19節でパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦した41分のことだ。0ー0で推移する中、左サイドで中村がPSGのFWウスマヌ・デンベレからボールを奪ってカウンター発動。背番号17はMFテディ・テウマとのワンツーで加速し、トップスピードで左サイドから持ち上がっていく。すると、PSGのDFルーカス・ベラウドが正面を塞ぎ、MFワレン・ザイール=エメリが背中側から追ってきた。
状況を察知した中村は、ステップとボールタッチのタイミングを変えた。急から緩のようなリズムチェンジで、ベラウドとザイール=エメリとの間合いを測る。そして、次の瞬間だった。右足のインサイドでタッチライン方向に2タッチしてから、右足のアウトサイドで内側へ切れ込んだ。
外から中への急激な進路変更で、べラウドとザイール=エメリの間にボールと身体をねじ込ませ、2人を同時にぶちぬき突破。その時、ボールがべラウドの足に当たっていたが、お構いなしで、華奢な身体からは想像のつかない重戦車のようなドリブルだった。
この超絶ドリブルには、実況の西達彦氏も「おぉ、抜いた!」とシャウトし、「べラウドとザイール=エメリを抜きましたよ」と興奮を抑えきれない様子。ファンもSNS上で、「なんじゃあの中村敬斗の突破力は」「敬斗くんのドリブル、マジやばい」「2枚抜くのやばい」「マジでえぐい」と熱狂していた。
突破後のシュートはジャストミートせず、PSGのGKジャンルイジ・ドンナルンマの正面に飛んだ。しかし、屈強なDFとマッチアップする舞台での進化を証明させるシーンであり、リーグアン最小失点を誇るPSG守備陣をまさに翻弄。試合後にはリーグアン公式Xでも紹介され話題にもなっている。
なお、この試合で中村は56分、そのドンナルンマも見送るしかない完璧なシュートで同点ゴール。リーグアン首位を走る最強王者PSGとの試合で、スタッド・ランスに勝点1をもたらしている。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)
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