移民たちが望みを託していた噂が、現実になることはなかった。それでも国境前に集まった移民たちは必死に訴え続けたが、状況は何も変わらず。ついにはペンスで国境のフェンスを切ろうとする移民も現れ、ガス弾で攻撃されてしまったのだった。さらに、1人の移民が低体温症で倒れる事態が発生し、その場は騒然とした雰囲気に。プジョルジョDも救護に加わり、移民の体調が回復するまで取材班の車を貸す対応をとった。
その後のスタジオトークでプジョルジョDは「良くも悪くもメキシコ全土のニュースになって。3、4社ぐらい。メキシコ全国ニュースで、日本人が不法移民を助けたっていう」と報告。ガス弾が使用されたことにより、現場にメディアが集まり、不法移民の救護もニュースに取り上げられる展開になったのだという。これを聞いた東野は「マジで!?」と驚きつつ、「人道的にいいことをした日本人って取り上げるところもあれば、違法に入ろうとする犯罪者を助ける日本人という風にもとられると」と2つの側面を整理して語り、複雑そうに腕組みをしていた。
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