大手ゼネコン「大林組」の事務所で1月6日、40代の男性管理職を対象にした「生理痛体験」セミナーが行われた。これはEMS(電気刺激システム)を使い、腹部に刺激を送ることで、擬似的に生理痛を体験できるもの。ダイバーシティーが叫ばれる中、多くの企業から注目を集める取り組みだ。
セミナーを立ち上げたcarefull(ケアフル)代表の張聖氏は、「生理休暇が存在しても、『生理休暇を取ります』と言える人はほとんどいない」と語る。厚労省の調べでも、「男性の上司に相談が難しい」「サボりだと思われる」といった理由から、生理休暇を取得している女性労働者は、調査全体のわずか0.9%だ。そんな生理痛への理解不足を解消し、女性が働きやすい環境を生み出したいとの思いから、イベントを始めた。
『ABEMA Prime』では、男性が生理について知ることの必要性について、張氏と現役大学生とともに考えた。
■症状には大きな個人差「“放っておいて”と言う人も」 スムーズな声掛けは
