控室に置かれたグッズに紛れて、あれ!?“渡辺くん”!?全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Aリーグ1回戦第2試合、関西B 対 中国・四国が2月1日に放送された。新ルールに加えて新たなメンバー編成となった2期目の大会。両軍控室ではよりコミュニケーションが活発となったが、チーム関西Bの作戦会議では他軍の監督のイラストがファンの話題となった。
チーム関西Bは畠山鎮監督(55)の元、愛弟子で奈良市出身の斎藤慎太郎八段(31)、大阪府八尾市出身の大石直嗣七段(35)、和歌山県上富田町出身の宮本広志五段(38)、大阪府高槻市出身の古森悠太五段(29)のメンバーで2期目の大会に臨んでいる。
ルール変更により、「ステージ1」では5人が1局ずつ指すルールに変わり、相手の出場順や先手・後手の対策など、作戦会議の内容は多岐にわたることに。2期連続で大会に臨むメンバーはもちろん、新加入の宮本五段もしっかりとチーム内でコミュニケーションを取り対局へ向かっていた。
そんな中、ファンの視線を集めたのは“他軍監督”のイラストだ。地元銘菓や高槻市のマスコット“はにたん”のぬいぐるみに紛れて、関東Bの渡辺明監督(40)の描かれた新・関西将棋会館のパンフレットが並んでいた。
渡辺監督の妻は、マンガ『将棋の渡辺くん』の著者である伊奈めぐみ氏。『将棋の渡辺くん』は、2022年度に行われた「高槻将棋まつり」から3年連続でコラボレーションし、昨年11月には高槻市内に伊奈氏が描きおろした「渡辺くん×はにたん」のオリジナルデザインマンホールが登場したことも話題となった。
新・会館の完成を盛り上げる仲間だが、ここでは他軍監督。今期の大会では怪我の療養により欠場となった渡辺監督だが、忍者のように関西Bの作戦会議室に“潜入”した様子に、ファンからは「ナベ」「ナベおるやん」「こっそり」「偵察」のコメントが寄せられていた。
◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)