『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が1月31日に放送され、目の摘出手術の前に本物の目がある状態で母に歌を届けたい、という娘の依頼を調査した。
視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「最後に母を見て歌いたい」は、東京都の女子大学生(20)から寄せられた次のような依頼だ。
『私の母は、パワフルでよくしゃべる人です。しかし、最近は元気がありません。その原因は私にあります。私は群馬から上京して声楽を学んでいる音大生で、プロの声楽家の姉と2人で暮らしています。私は母が妊娠6カ月という早い時期で生まれ、「未熟児網膜症」という視覚障害があります。生まれた頃から左目は見えず、右目もほんの少し色や光が認識できる程度でした。家族や周囲の人に協力してもらいながら、わずかに残った視力で自分なりにできることをやってきました。ですが、数カ月前から急激に右目が見えなくなり始め、最近手術をしました。手術は終わったものの、今後の回復は見込めないかもしれないと言われています。さらに、今度は使えていない左目が痛むようになり、近々眼球の摘出手術をすることが決まりました。私自身は幼い頃から覚悟していたため、悲しい気持ちはありますが、比較的落ち着いています。しかし、母はそうではないように感じました。11月に右目の手術をすることが決まった時は静かに泣いていて、左目の摘出手術が決まった帰り道には、「ちゃんとした体に産んであげられなくてごめんね」と謝られました。母は私に対する申し訳なさやもどかしさを抱えてしまっているようです。母はよく私の目を「かわいい」と褒めてくれます。そんな母に、私の目がまだあるうちに何か元気になってもらえるようなことがしたいと考え、姉に手伝ってもらっています。一緒に見守っていただけませんか?』
母親は「本人は『みんなに早く会いたいから急いで出てきちゃったと思うんだよね』って…」
