【FWD Insurance Chinese New Year Cup 2025】世界選抜 3-3 [PK:6ー5] 香港選抜(日本時間2月1日/香港スタジアム)
元スペイン代表MFのダビド・シルバが披露した衰え知らずのテクニックに、同じく「天才」と謳われた元日本代表FWの柿谷曜一朗氏も唸った。
シルバは香港で開催された「FWD Insurance Chinese New Year Cup 2025」で、DFカフー、MFカカ、MFエデン・アザール、FWディエゴ・フォルランらと並んで世界選抜の一員としてスタメン出場。37分にさすがのテクニックを見せつけた。
左サイドからライアン・ギグスを上げたクロスをペナルティーエリア内で受けたシルバは、利き足ではない右足でトラップ。ボールがストンと直角に美しく落ちると、そのままフェイントで敵を翻弄し、右足でフィニッシュした。
惜しくもシュートは枠外となったものの、シルバの圧倒的な技巧にはサッカーファンも興奮。ABEMAのコメント欄では、「うまぁ」「シルバ落ち着いてんなー」「シルバうま」「マーゴ」「一番うまい」などと話題となった。
引退後では初解説を務めた柿谷氏は、このシルバのトラップをハーフタイムで前半のおすすめシーンとしてピックアップ。次のようにコメントした。
「この右足のトラップなんですが、この人って左利きじゃないですか。だから左足で次に触れる位置にボールを置いたんですよね。このタッチ、めちゃくちゃ難しいです。右足は足を置いておくだけで、すぐに左足で触れるようにしていた。これを簡単に、何気なくやっているのが凄いですよね」
シルバはバレンシア、マンチェスター・C、スペイン代表などで活躍し、晩年はレアル・ソシエダでプレー。そこで同僚だった久保建英にとっては、小柄でレフティーという共通点を持つ彼は師匠のような存在だった。2023年夏に左膝の怪我をきっかけに引退を余儀なくされたが、39歳となった今もそのテクニックは健在だった。
(ABEMA/FWD Insurance Chinese New Year Cup 2025)