【写真・画像】 1枚目
【映像】畠山監督と斎藤八段の息の合った会話

 仲良し師弟の掛け合いが、ファンの笑いを誘った。全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Aリーグ1回戦第2試合、関西B 対 中国・四国が2月1日に放送された。関西Bの控室では、畠山鎮監督(55)と斎藤慎太郎八段(31)が仲間の対局をともに観戦。息の合ったやり取りに爆笑が巻き起こっていた。

【映像】畠山監督と斎藤八段の息の合った会話

 黒星発進となった関西B。2局目の次鋒戦には、和歌山県上富田町出身の宮本広志五段(39)が出した。対するは、中国・四国を支える糸谷哲郎八段(36)。タイトル経験者で、フィッシャールールの経験も豊富な強敵との一戦は、後手の宮本五段が四間飛車を志向し、対抗形の将棋となった。

 監督の畠山監督は先鋒戦に出陣したものの、大熱戦の末に敗退。チームに流れを作ることができなかったことを悔しそうな表情で振り返っていた。しかし、ここからは監督業に専念。初参戦の宮本五段の対局を見守りながら「奨励会幹事!奨励会員が全員見てんぞ!」と発破をかけていた。

 畠山八段と言えば、2001年から約9年間にわたり奨励会幹事を務め、現在の関西将棋界をけん引するトップ棋士たちの育成時代に尽力。今回のメンバーも奨励会、研修会幹事経験者を選んだことを明言しており、単なる勝ち負けだけではなく、戦う姿を『後進に伝える』というテーマがあった。

 そんな熱い思いを持つ畠山監督らしい声かけとなったが、愛弟子の斎藤八段は「そんなプレッシャーのかけ方があるんですか!?」と冷静にツッコミ。斎藤八段との息の合ったやりとりに、視聴者からは「厳しいw」「奨励会の目厳しいからwww」「幹事の先輩として実感こもっとる」「はたちん、名幹事だったもんな」「監視される監事」「関西が強くなったのはハタチンのおかげとか言われてるしな」とコメントが多数寄せられていた。

 対局は相穴熊戦から、奨励会員の熱烈な視線を浴びた(?)宮本五段が攻勢に出たものの、糸谷八段が華麗なさばきを披露。早指し戦に強い糸谷八段の快勝となり、宮本五段のフィッシャー初勝利は次戦以降の“お預け”となった。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

「パニックになるね」古森悠太五段VS藤本渚五段、次世代の関西棋士の白熱バトルに両軍騒然「新手筋」「これは慌てる」/将棋・ABEMA地域対抗戦
【映像】畠山鎮監督&斎藤慎太郎八段“仲良し師弟“の会話
【映像】畠山鎮監督&斎藤慎太郎八段“仲良し師弟“の会話
【映像】大石直嗣七段、新たなニックネーム決定の瞬間
【映像】大石直嗣七段、新たなニックネーム決定の瞬間
【映像】がっくり&ぼやきまくりの関西B・畠山鎮監督
【映像】がっくり&ぼやきまくりの関西B・畠山鎮監督