■トランプ政権との交渉 ポイントは?

不安視する声
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 トランプ政権と交渉する上で、ポイントになるのはどこか。渋谷氏は「大統領はお土産をわたしすぎると『もっと出せ』と言うため、最初に“わたしすぎない”で、小出しにする」よう提案する。また、「トランプ政権で今後これだけやる」を見せるのが得策で、「過去バイデン政権では……」などと見せると逆効果だと話す。また、「わかりやすい良い話」をトランプ氏本人に行い、細かい話は閣僚などで詰めることも重要だという。

 渋谷氏によると、「トランプ氏は、自分が求めたことをやってくれれば、それ以上言わない。しかし自発的に『これをやる』と言う人には、さらに要求する」そうだ。安倍政権時代には、「経済産業省が過去10年間の『日本企業のアメリカへの投資状況』の資料を作ってくれたが、安倍総理は『これではダメだ』と止めた」とのエピソードを明かす。

 また、トランプ氏には、“就任後”を想像させることが有用なようだ。「『トランプ大統領になって、日本企業がこれだけ投資する計画がある』と見せたら、『この資料いいな』と、その日のうちにツイッターへ上げた。『過去何十年』ではなく、『これから』が重要視される」。

 しかし交渉にあたっては、注意事項もある。「アメリカ、とくにトランプ氏は数値目標が大好きだ。あまり言うと、『来年までにLNGを何万トン買え』などと、数字で約束させようとする。日本は1980年代の経験から、数値目標を求められるのは一番嫌だ。そうならないように、うまくやらないといけない」とした。

(『ABEMA Prime』より)

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【映像】「取りたいもの取れば満足」「直接交渉がよい」トランプとどう交渉?当事者に聞く
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