【写真・画像】60代も投資を始めるべき? “炎上リスク”がある個別株はキケン? 「投資の素朴なギモン」を聞いてみた 1枚目
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「2025年こそ資産形成をしたい」とその手法として最も多いのは「新NISA(21.4%)」となっている(パーソルイノベーション株式会社『lotsful』)。

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 一方で実践している貯蓄・資産運用の方法としては「預金・貯金」が最多というのが実情だ(ソニー生命保険株式会社)。

 そこで、投資初心者の最初の一歩について、経済愛好家/コラムニストの肉乃小路ニクヨ氏に聞いた。
 

「年齢が上がるほど債券の割合を高めた方がいい」

資産形成の手法は?/実践している貯蓄・資産運用の方法
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 投資について街の声を聞いてみると、20代男子大学生は「投資って何歳から、どのくらいの金額から始めればいいんですか?」と疑問を口にした。そもそも「今、投資はやるべきなのか?」という声もある。

 ニクヨ氏は「私は投資はやるべきだと思っている。最近、日本銀行が金利を上げたというニュースがあり、預貯金でも(いい)という人がいるかもしれないが、インフレが進んでいる世の中で、低い金利の銀行に預けておいても資産は目減りしてしまうかもしれないため少額でも投資はやった方がいいと考えている。いつというのは、ある程度預貯金のバッファー、余白部分があった方が、心の安定剤になる。コロナ禍で実際に思ったのが、会社員なら6カ月ぐらい働けない状況が来ても、大丈夫なくらいの預貯金があった方が心の安定剤になる。大きい買い物をする際も借金をしないで買えるような預貯金額が必要だと気づけた。そして余剰でできた資金を逐次投資に回していけばいい。フリーランスなど自由度の高い仕事なら1年ぐらいの預貯金があった方が心の安定剤になる」と回答した。

 SNSにも投資初心者の「何から始めればいいか分からない…FXとか、選択肢が多すぎる」という悩みが。

 ニクヨ氏は「個人的に初心者に向いていると思うのは投資信託だ。投資信託は投資先が分散されていて、なおかつ少額から始められるっていうメリットがある。1人で分散して、自分で『この株も、この株も、この債券も』と買うと、1つの単位が大きかったりして、難しい。それを分散して気軽に買える。今本当に安いものだと100円、1000円から始められる」と説明した。

 個別株投資はキケンで難しいのだろうか?

 ニクヨ氏は「正直、リスクはある。1つの会社にすると今はSNSでひとたび悪評が広まると大きなダメージを受ける可能性もあるので、個別株は危険だったり、難しいというところもある。ただ、全ての会社がそうかというとそうでもない。私は個別株投資は自分の子どもであるだとか、もしくは自分自身がその会社に就職してもいいか、大丈夫かという気持ちで投資をするのがいいと思う。例えば円安やインバウンド消費で輸出産業が好調だと思ったら、自分に代わってお金にその会社で働いてもらって円安のメリットを受けることもできる。今人気の高配当株で、『自分の子どもを奉公に出して仕送りをしてもらう』ような気持ちで受け取ることもできる」と答えた。

「60代からでも投資を始めるべきか?」と悩む人もいる。

 この悩みに対しては「60代になるとある程度資産を持っていると思う。預貯金だけではインフレに勝てないというのに対抗するような株や債券などを混ぜたミックスファンドがある。そういったものを中心に運用して、できれば年齢が上がれば上がるほど債券の割合を高めた方がいい。そうすれば比較的安定的に、インフレにも勝てる運用できるだろう」と述べた。
(『ABEMAヒルズ』より)

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