かわいさあふれるその表情は“反則級”!?全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Bリーグ1回戦第1試合、関東A 対 中部が2月8日に放送された。棋界のトップに君臨する藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)だが、気心知れた仲間の前では素の表情も?「ええ~!?」と驚きの声を上げた後に先輩棋士の顔をチラッっとのぞく“弟ムーブ”が、ファンの心を鷲づかみにした。
静岡県三島市出身の青嶋未来七段(29)と埼玉県三郷市出身の佐々木勇気八段(30)の激突となった第2局。藤井竜王・名人は控室から対局の様子を見つめていた。後手の青嶋七段は、四間飛車を志向。相穴熊の戦いは形勢不明の白熱の終盤戦へともつれ込んだ。
大激戦の中で、青嶋七段は戦場から視線を引きはがすように目の覚める△1六竜。この一手は藤井竜王・名人にとっても意外なものだったか、「ええ~!?」と大きな声を上げていた。この着手には、同じチーム中部のメンバーでもある豊島将之九段(34)も「おお~!」。食い入るようにモニターを見つめていたが、藤井竜王・名人は楽しくてたまらないというようなニコニコ顔で豊島九段を“チラッ”っとのぞき見。その一手に対するリアクションを確かめるように視線を送っていた。
普段は見せることのないかわいらしい“弟ムーブ”に、視聴者は大興奮。「楽しそうでよきかな」「マサのこと見過ぎや」「とよぴを見るw」「聡ちゃんかわいい」「えええ〜好き」「聡太ニコニコ」と心を鷲づかみにされた様子だった。
対局は、青嶋七段が穴熊の技術の高さを見せつける展開に。終盤力を見せつけ、7七桂から詰ましきる鮮やかな勝利となった。
◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)




